petit pas

デモンストレーションの合間やお料理を待つ間にいくつか質問があって

キッシュに敢て　向いてない野菜ってどうするんでしょう？？と
質問してみました

たとえば　ドライトマトなど家には無いし　白菜とか・・・
いったん茹でたりしたら食感もなくなるし・・・・

今回のキッシュに水前寺菜が使われていて　食感が残っているのに
ご一緒した野菜ソムリエの方と驚いていたのですが
「ソテーしてアパレイユと混ぜて焼いたんでしょうね」
と話していて　最後にディッシュアップにシェフがテーブルにいらした時に伺うと
・・・さっと茹でただけでした・・・

生のトマトを使う場合は　生地を焼く時に一緒にオーブンで
水分を飛ばすという方法を教えていただいたので

我が家の巨大トマトちゃんに頑張っていただくことにします！！

そしてお楽しみのランチでーす
まずはオードブル



もちろんデモンストレーションの3品です
















お皿のデコレーションも繊細です




キッシュは三種類
南瓜とズッキーニ　未来コーンとベーコン　マッシュルームと水前寺菜
どれもアパレイユは同じなのかもしれないのですが　どうしてこんなに味が違うのか・・・

食材で塩分を若干変えていらっしゃるのか　生クリームの量を調整されているのかも
私は　マッシュルームと水前寺菜がツボでした

魚介マリネのカクテル

あんなにオリーブオイルの海に浸かっていても
茗荷やエシャロットのおかげか　後口がいいです
EXオリーブオイルなので　結構香りもあるのだけど
気にならないほどにおさまっていました

シンプルサラダ

やはり　野菜の下処理を丁寧に行うことで
ドレッシングをかけても水っぽくならずいただけます

お野菜の水切りを上手くやれば　パリッとしたままいただけますね
つい面倒で　簡単に水を切ってしまうから

ドレッシングをかけると　サラダボウルの下に溜まってしまいがち・・・
このヴィネグレットにもエシャロットが使われていて
オイルやビネガーとちゃんと一体となっているので
お野菜と一緒に口の中で味わえます

スープ
ヴィシソワーズ
真ん中のグリーンは　水前寺菜のピュレ





さすが　美的感覚は素晴しいですね
キッシュで使われたものを利用したのかもしれませんが

お野菜もここまで美しく使われたら本望（水前寺菜って地味に食べられる野菜だし・・・）
フレンチにこんな風に使えば　ここから用途が広がりますよね！！
これ使わせていただこうかな～　　いいですか？シェフ

お味は言うまでも無く・・・です
サラっとしたヴィシソワーズなのにコクがあって
しかも憎いくらいの絶妙な塩加減！！

メインですが

鯛のポワレ　タプナードソース　レギューム・エテを添えて





タプナードソースはプロヴァンス地方で作られるソース
アンチョビとオリーブ　ケイパーなどをペーストにしたものだそうです
レギューム・エテ　夏野菜を添えてという意味でしょう・・・

鯛にも塩はしてあると思いますが　アンチョビとの相性がすごくよくて
お魚にお魚？？
って最初は思ったけど　まさにいい塩梅

皮もパリパリ　最後の一口が一番美味しかった～っ

デセール
蘇陽産　ブルーベリーのソルベと季節フルーツのパッフェ





ランチデザートには　おおかた登場しない品
お隣の方が　一足早く召し上がっていたのだけど
羨ましいって　見てました
自分もあとで食べられるのに・・・




ブルーベリーは蘇陽へ調達に行かれたと小耳にはさみ
なおさら美味しくいただけました

粒も立派で　味がちゃんとしていて
食べ進むにつれて色んなフルーツがドンドン出てきて～
味が変わっていくので飽きずに　食べていて楽しかったです

あとは　コーヒーと自家製パン（オリーブオイルで）で
お腹いっぱい　大満足でした

シェフ　ありがとうございました





昨日このお料理教室にご一緒した方は
今日は　熊本ホテルキャッスルで“トゥーランドット”のランチです
ひゃーっ


参加してます